中国 尖閣デモ 民族教育反作用 反日 共産党政権存在事由 永遠の悪循環 [国際]
中国 尖閣デモ 民族教育反作用 反日 共産党政権存在事由 永遠の悪循環
日中戦争は1937年7月7日北平(今の北京。当時の中国首都は南京で北京は北平ペイピンと呼ばれていた)郊外の盧溝橋A での日支両軍の偶発的衝突により拡大したというのが歴史的定説だ。橋の右(東側)ペーピン一帯は満州まで続く日本の勢力範囲、橋より左(西側)は南京から続く国民党政府軍の支配地域で両軍は川を挟んで長年にらみ合っていた。
予断だが北平には伊丹十三も若いころ出たあの映画「北京の55日」 の北進事変以降日本軍が37年間駐留している。
盧溝橋(西洋名マルコポーロ橋)
この場合の支とは中国国民党政府軍だ。
しかし、どちらが撃ってきたかは実は明らかになっていない。なぜ、この日だったのか。
実は夜深深と盧溝橋近くの中洲に忍び込む武装集団がいた。この武装集団はその日夜、日支両軍双方に向かって発砲しだした。この武装集団とは定説では中国共産党翼下の八路軍だったらしい。第二次国共合作後にもかかわらず。
今反日デモも中国政府のやらせだったということが判明しました! 75年前とまったく変わってないのですね。八路軍は。
自分たちが中州でしかけた戦争なのに①盧溝橋
その東隣には中国人民抗日戦争記念館②が誇らしげに立っている。
歴史的事実も地理的事実も黒を白と言いくるめるのは朝飯前なのである。ヒトラーのプロバガンダを髣髴とさせる。
「うそも100回言えば本当となる!」
中国は今大陸棚は全て自国領海という国際法からは認められていない論理で領土紛争を主体的にしかけている。
その論理からいけば尖閣諸島は中国大陸棚上にある。
しかし、フィリピンの鼻先まで自国領土領海の論理は破綻する。
西沙諸島はベトナム、南沙諸島はインドネシアかフィリピンが妥当だ。
予断だが竹島は
立派に日本の大陸棚上Aにある。
そもそも中国が最大領土を維持したのは清。最大領土を失った(外国に売った)のも清。ほんの少数の女真族が全中国を支配していた時代だ。
中国人の失地感
沿海州もモンゴル(ちなみに台湾教科書はモンゴルは未だに「蒙古省」となっている↓)も琉球!も釣魚島も失地なのだ。
尖閣デモでの横断幕「回収琉球、解放沖縄」
華人ブログ引用
中国三大失地是什么?是藏南?是琉球?还是南海?不,都不是。第一蒙古,第二外东北、库页岛,第三巴尔喀什湖,第四是唐努乌梁海,最后才是那些藏南、钓鱼岛。
国さえも家である私の世界、公という概念が欠如した中華社会を束ねるには正当性がいる。それが
反日 日本帝国主義 日本軍国主義
なのだ。
GDP世界実質2位
複数政党制
平和主義
戦後日本の新体制を教えれば共産党一党独裁の根幹が揺らいでしまう。
新幹線是快!
鄧小平が初めて日本を訪問したときに日中の経済格差に驚いた。 それをきっかけにした「現代化」で今の中国の発展があるのだが、そのきっかけが日本であることをつい最近まで中国政府は国民に知らせていなかった。日本から大量の円借款で第三世界に援助し、抱き合わせで中国製品を売り込む、自らの軍事力を増強する。国民には円借款すらまったく知らせない。日本のお金で統治してると非難されれば致命傷だからだ。
自らの政権の歴史的正当性を証明すればするほど
打倒日本帝国主義
反対日本軍国主義
を小学校から人民に植え付けなければならない。
そのような教育を繰り返し受けた民衆は少しのきっかけで反日暴徒化する。
つまり、現政権にとっては
身から出たさび
自業自得
なのだ。
世界中のTV番組が無料でPCで見れる「イカ天」内中国コーナー
その中で軍事と農業専門チャンネル(辺境地での抗日パルチザン時代農業と軍事は一体だった)
それを見ると 一定の図式が現れる。
①パルチザン時代の解放区の紹介
けふは「抗 大」抗日軍政大学
1936年開校のこの大学は発足当時は教室は洞窟の中だった。
とか
当時の学生(勿論今は老人だが)に回顧録を読み上げさせそこに出てくる決まり文句
「日軍鬼子」
現在の解放軍兵士がこの老兵の話を尊敬のまなざしで聞き入る場面。
その山奥鄧小平も学んだ洞窟の大学に日本軍がやってきた。
当時大陸には1945年終戦まで100万人以上の支那派遣軍が常駐、太平洋戦争中からほぼ無傷で国民党・八路軍掃討作戦をしかけていた。特に1944年行われた大陸打通作戦は大規模なもので動員兵力50万人。あわせて中国奥地の日本本土爆撃用米軍飛行場も 日本軍は破壊。蒋介石をして「敵ながらあっぱれ」といわしめるほどであった。米軍は以降国民党軍を見限り、独自で南方の島サイパン、テニアン、硫黄島に戦略爆撃機基地建設に方向転換した。
やがてTVは共産党の抗日戦勝利=解放のおかげで 今の平和がある。
和平(ホーピン)=平和
そして現在の豊かな生活
小日本鬼子は親・おじいさんを苦しめた。
という思考回路に誘導されるのだ。
そこには戦後の日本の実態;平和憲法、民主主義、高度経済成長は 決して出てこない。出してはならないのである。
解放軍兵士も視聴者も抗日意識を植え付けられる。しかも、旧日本軍=現在の日本という図式を。
そのやうに日常的に植えつけられた中国国民は魚釣島=日本侵略という図式に短絡的に結びつき結果
釣魚島キャンペインで民族主義をあおるもうひとつの理由がある。それは生産力拡大であまった製品と金が海外に向かず(SONYやSAMSUNGのやうな海外的知名度の高い中国製品がいったいどれだけある!)全て国内不動産投資に向けられているが
いつ不動産バブルがはじけてもおかしくない状況なのだ。外資で強引に進めてきた現代化は形だけまね、中国独自の製品力を築けず、バブルがはじけると大変なことになる。
中国車の衝突実験
その投資先高層ビルでさえ
すでに本年春先からその兆候は出ていて温家宝首相が成長目標を下方修正せざるを得ないところまで来ている。その矛盾を予防的に「愛国心」に誘導しているのだ。
フィリピン・日本には軍事恫喝外交を繰り広げる一方で欧州諸国に対しては民主市場経済をアピールするへりくだり物乞い外交を温家宝首相展開 、あまりに破廉恥で本国がカットする始末。
共産党哲学にとっては平穏は保守・反動なのだ。前述盧溝橋の発砲といい、文化大革命といい、領土要求といい、常に共産主義という理想の社会に向けて矛盾を作りだし、アフヘーベン(止揚)しなければ自らの正当性を失ってしまうという恐怖感。近年作り出された矛盾が唐突な釣島自国領キャンペーンなのだ。
そして真のアフヘーベン的隠れたねらいは第二列島線
まで自国の精力範囲とし、太平洋を中米で分割しようとする目論見があり、本当の敵はアメリカ、もっと狭めれば在日米軍なのだ。米中軍事交流のおり中国の将官がまことしやかに「太平洋を米中で二分割しませんか」と問いかけたそうだ。アメリカの将官は一蹴したそうだが・・・。
近い将来中国は歴史的にも地理的にも沖縄は中華圏だという出すに違いない(というか巷の御用学者の論壇で史的に沖縄は中華圏という主張が出始めている)。第一列島線の攻略だ。天皇も京都も漢字も中国の文化であり、日本列島自体が中国大陸棚上にあるといいだすかもしれない。
釣魚島はその第一歩であり、引くに引けぬ、いわば太平洋戦争中のガダルカナルのヘンダーソン飛行場なのである。
日本軍が作り米軍が占領したこの小さな飛行場を日本軍は数万人規模で攻めるも奪還できなかった。何故連戦連勝の皇軍がたった飛行場ひとつも落とせないかとわざわざ東京の大本営の作戦課の課長(戦後自民党から立候補し当選、ベトナム視察に出かけて未だ行方不明の天才作戦参謀辻課長)が現地に視察にいったほどだ(東京から出張できるほどまだ制海権制空権は日本にありました)。機関銃で空港の周りを固めたアメリカ軍にサンパチ銃で飛び込んだのだから数十年前の203高地のやうに数万人の戦死者が日本軍にでた。
たった一つの辺境の飛行場を数万人の死傷者で購っても奪回できなかった意味合いをこの辻天才作戦参謀はわかっていたのであらう、その予感どうりに連合軍の飛び石反撃が始まっり硫黄島、沖縄、本土爆撃へと拡大し300万あまりの戦死者を出すのだが、その飛行場と同じように、尖閣はまさに日本の橋頭堡で、ここを落とされれば将来
日本はアフヘーベンされるかもしれないのだ。
(上記地図は日本自治区となっているが倭族自治区になるであらう。日本という文字も止揚され禁句となる。)
日本も朝鮮もベトナム(越南)もすべて中華からみての方角を示す国名なのだが・・・。
冷戦時といい、中国膨張時代といい、西側先進国の中で唯一これら体制の異なる国と地理的にまともに接しているのは日本しかないという現実をもっと国民も政府も官僚も認識しなければならない。その上で特に中国に関しては歴史的に古代より中国の影響にさらされながら中華圏に入らず独自の文化を維持し、あわせて同じ文字(世界広といえども漢字を公用化してるのは日本と中国しかいない)を使い、漢詩を習う文化的共有制で 西側先進国で唯一中国の文化に違和感なく飛び込める歴史的地理的優位性をもっと認識しその優位性を利用しない手はない。